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HSPが「返信が遅い」ことで悩む理由とその対処法について解説

2024-07-28

HSP気質がある人は、メールやLINEの返信が遅いことで悩むことが多いのではないでしょうか?

たった一通の返信に数十分かかるなど、「何でこんなに返信に時間がかかってしまうんだろう…」と悩むこともあるでしょう。

そこで、この記事では、私の経験を踏まえて、HSPが返信が遅い理由と対処法について解説します。

HSPが返信が遅い理由

HSPの人が、返信が遅くなる理由として、次の4つがあります。

正しい文章かどうかが気になる

HSPの人は、返信を書くときに、文法や誤字脱字が気になってしまうことがあるのではないでしょうか。

書きながら「ここ表現がおかしいかも…」と気になってはいちいち直したり、返信を書き終わってからも誤字脱字やおかしなところがないかを気にして、何度も全体を読み返したりしてしまいます。

「さらっと書いて送信する」ということがなかなかできないため、返信に時間がかかってしまうことが多いです。

言葉の裏が気になってしまう

HSP気質の人は、相手から来たメッセージに返信するときに、相手が伝えた内容についてあれこれと深読みしてしまい、何て返信しようか悩んでしまうことがあります。

たとえば、「今度飲みに行こう!」とか「気軽に連絡してね」とあっても、「ただの社交辞令かもしれない」とか「本当に気軽に連絡したら迷惑がられるかもしれない」などと考え込んでしまいます。

そして、どう答えようかと悩んでしまうため、返信が遅くなってしまうことがあるでしょう。

真剣に考えないと返信できない

HSPの人は、内容を真剣に考えて返信するため、返信が遅くなってしまうこともあります。

あれこれと悩みながら文章を書くため、短い時間では返信ができません。そうすると、たとえば他に用事があるときには、まずそれを終わらせて落ち着いてから時間をとって返信を書くことになります。

さらに、ひととおり返信を書いた後も、これで送ってよいかどうか何度も推敲してから送信するため、返信が遅くなってしまいます。

不快にさせない返事を考えようとしてしまう

HSPの人は、相手が読んで不快にならない文章を書こうとして考え込んでしまうため、返信が遅くなることもあります。

相手が友達であれば、友人同士の気軽なやり取りでよいはずが、

  • 「この書き方だとトゲを感じるかもしれない…」
  • 「これだと馴れ馴れしいと思われるかも…」
  • 「これだと事務的になりすぎる…」

など、相手が読んで不快にならないようにと考えすぎてしまうのです。

そして、当たりさわりのない文章に仕上がるまで推敲してしまい、返信が遅くなってしまうことがあります。

HSPが「返信が遅い」ことで悩んだときの対処法

HSPの人が、返信が遅いことで悩んだときには、次のことを試してみるのがおすすめです。

返信が遅いことを過剰に気にしない

たとえ返信に時間がかかっても、返信が遅いことを気にしすぎないことが大切です。

細かいことを気にしてしまったり、相手の感情を過剰に気にしてしまったりするのは「気質なので仕方ない」と受け入れるようにしましょう。

HSPの気質は、変えようとしても変えられるものではありません。

それに、細かいところに気がついて注意を払えることは、見方を変えれば「強みや長所」でもあるはずです。HSPの気質が、仕事や人間関係でよいほうに働くこともあり、悪いことばかりではありません。

また、人を傷つけないようにと細心の注意を払い、自分の周りを調和した状態に保てることは、相手のためだけでなく「自分に対する優しさ」だともいえます。

Yu
Yu

人間関係に調和が保てれば、自分に悪いことがかえってくることはありませんよね。

なので、「長所の裏返し」だと思って、返信が遅いことを過剰に気にするのはやめましょう。

「今は忙しい」と伝えておく

返信が必要なときには、一旦「忙しいから、落ち着いたら返信する」と伝えてしまうことで、慌てることなくゆっくりと返信できます。

きちんと返事をしようとすれば時間がかかってしまいますが、「忙しいから後で返信する」というメッセージを返すだけならすぐにでもできるのではないでしょうか?

そうすれば、「急いで返信しなきゃ」とプレッシャーになることはありませんし、相手も返信が遅くても気にならないでしょう。

相手は自分と違うことを理解する

返信を丁寧に書こうとして時間がかかってしまうときには、「相手と自分は違う」ことを理解するようにしましょう。

自分は細かいことが気になり、相手からきたメッセージを読んで意図を深読みしたり、気になってしまうことがあったりしても、相手がHSPでないなら、それほど細かいことを気にしたり、ささいなことで傷ついたりしない人が多いはずです。

とくに、文法やちょっとした誤字脱字に目くじらを立てたりはしないでしょう。

そのため、「細かいことを気にしすぎずにメッセージを送っても大丈夫」と、自分を安心させましょう。

おすすめの本

返信が遅いと悩んだときなど、気質を受け入れてうまく付き合いたいときに、こちらの本がおすすめです。

HSPのチェックリストから特徴について、気質との向き合い方など、わかりやすい文章で書かれていて、楽になるたくさんのヒントが得られます。

まとめ

この記事のポイント

  • HSPは細かいことを気にしたり相手の感情を気にして返信が遅くなりがち
  • とはいえ、返信が遅いのを気にしすぎる必要はない
  • 「今は忙しい」と伝えてしまうのもおすすめ

HSP気質の人は、さまざまなことに考えを巡らせてしまい、メールやLINEの返信が遅いことが悩みになりがちです。

とはいえ、相手がHSPでなければ、相手の気持ちを気にしすぎて完璧な返信をしようとしなくても、細かいことを気にされることはないでしょう。

また、細かいことを気がつき深く考えるところはHSPの強みや長所でもあるので、返信が遅いことを気にしすぎる必要はありません。

それでも気になるときには「今は忙しい」と仮の返信をすることで、返信の遅さをカバーするとよいでしょう。

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