HSP気質の人は、約束するのが苦手と感じることがあります。
たとえば、誰かと約束した後にキャンセルしたくなったり、行くのをやめたくなったりすることがあるのではないでしょうか?
そこで、この記事では、HSPが約束が苦手な理由とその対処法について解説します!
HSPが「約束が苦手」と感じる理由
本当はあまり気乗りがしない
約束をしても、なかにはその約束が本当は楽しみではないために、約束が苦手と感じてしまうことがあるかもしれません。
HSP気質の人は断るのが苦手な人もいると思うので、気乗りがしないことでも断りきれずに参加してしまうといったことがあるかと思います。
結果として、約束をして予定を入れることに苦手意識を感じてしまうことがあるでしょう。
他人との関わりに対する不安感
HSPの人は他人の感情に敏感になりがちなため、人と過ごすことに不安を感じることが多いと思います。
誰かとどこかに一緒に行くとしても、
- 「相手と一緒に楽しい時間を過ごせるだろうか…」
- 「つまらなそうにして相手に嫌な思いをさせたりしないかな…」
などと、気になることがいろいろ出てきてしまいます。
また、それほど気心が知れていない人や複数人で集まる約束をしている場合などは、会話に入りにくいと感じたり、気後れして楽しめなかったりするために参加するのが憂鬱になり、約束に苦手意識を覚えてしまうこともあるでしょう。
プレッシャーになってしまう
HSP気質の人は、約束をすると、約束の日が来るまで、そのことが気になってしまってプレッシャーになることがあります。
約束をしたことが頭から離れず、その日が近づくにつれて緊張感を覚えたり不安を覚えたりしてしまうことがあるかもしれません。
たとえば、約束をしてどこかに出かけたときに、刺激を受けて疲れてしまうことや、相手の感情を気にしすぎて消耗してしまうなどのことに不安を抱いてしまい、約束がプレッシャーに感じてしまうことがあるでしょう。
HSPが約束が苦手なときの対処法
約束が苦手と感じるときには、次のことを実践してみましょう。
乗り気でない約束をしない
「あまり楽しみではない」「行っても楽しめる自信がない」などの場合は、なるべく約束は避けるようにするとよいです。
「断りづらい」「相手が気を悪くするかも」などといってつい参加しまうと、たいてい後悔することになります。
参加して楽しく時間を過ごせればよいですが、気乗りがせず悶々と悩んだ挙句、参加してみて楽しめずに帰ってくるとなると、大きなストレスになってしまいます。
それに、自分にとってもストレスがある場合、相手や他の参加者に余計な気をつかわせてしまい、自分もさらに疲れることにもなるかもしれません。
そのため、乗り気でないと感じる場合は、断るようにした方がよいです。
なるべく近い日程の約束をする
あまり先の日程に約束を入れてしまうと、その間ずっと約束が気になってストレスになる可能性があるため、近い時期に約束を入れるようにしましょう。
先の日程に約束があると、いろいろと考えてしまって不安が膨らんだりすることもあります。
そのため、なるべく近い日にちに約束を入れて、余計な心配や不安を避けるようにしましょう。
別のことに意識を向ける
約束のことが気になってしまうときには、目の前のことに集中してなるべく考えないようにしましょう。
気にしてもしなくても結果が変わらないことにエネルギーを使って疲れてしまうよりも、今目の前のことに集中しているほうが建設的に時間を使えます。
もしどうしても心配になってしまうなら、「不安を解消する方法」について考えてみるとよいでしょう。
たとえば、飲み会に長時間参加するのが憂鬱なら、「明日朝が早いから」など早めに切り上げられるように言い訳を考えておくなどしておくと、憂鬱さや不安を軽減することにつながります。
まとめ
HSP気質の人は、他人の感情や外部からの刺激に敏感だったり、細かいことを気にしてしまうため、約束が苦手と感じてしまいます。
そのため、なるべく先の約束や気乗りのしない約束は入れないようにするのがおすすめです。
また、どうしても気になってしまうときには、意識を違うことに向けるか、不安を解消するための対処を考えることで、気分を安定させるようにするとよいでしょう。