HSP気質の人は、仕事や人間関係でストレスを抱えることも多く、「人と関わらない仕事がしたい」と思うこともあるのではないでしょうか。
私自身、ストレス軽減のため、ここ8年くらい在宅で人との関わりが少ない仕事を中心にしています。
そこで、今回はHSPにおすすめしたい、在宅でできる人と関わらない仕事を紹介します。
HSPにおすすめの人と関わらない仕事 6選
HSPにおすすめの在宅で人と関わらずにできる仕事には、次のものがあります。
一人で作業完結できて、HSPの深い思考力やクリエイティブな能力を活かせますよ!
ブログ運営
ブログ運営は、Webサイトの構築や記事更新をして、広告収入などの方法で収益化できるビジネスモデルです。
収入につなげるには時間や労力がかかるものの、基本的に人とやり取りしたり関わったりすることなくすべての作業を一人で行えるので、マイペースで作業したいHSP気質の人にも取り組みやすいですよ。
ハンドメイド作家
ハンドメイド作家は、自分で作った作品をネットショップなどで販売して収益化するビジネスモデルです。
問い合わせやクレームなどがあったときの対応は必要ですが、企画や作品づくり、ネットショップの運営など基本的な作業は人と関わらずに行えます。
作品づくりが趣味の人には楽しみながら取り組めるでしょう。
Webライター
Webライターは、企業や個人からの依頼を受けてWebコンテンツを作成する仕事です。
仕事は、記事の構成作成や本文の執筆が主になります。必要に応じて、画像の選定や挿入などを行うこともあります。
仕事の獲得などにクライアントとのやり取りは必要ですが、仕事自体は一人で完結させられます。
YouTube
動画コンテンツを作成してYouTubeにアップロードし、視聴時間などに応じて収益化できます。
作業は一人で完結できますが、YouTubeの収益化機能には条件があり、収益化のハードルは高めな点には注意が必要です。
Webデザイナー
Webサイトのデザインをする仕事です。デザインだけでなく、自分でコーディングをして実際のサイトをWebサイトを作成する場合もあります。
フリーランスとして案件を受注すれば、在宅にいて一人で作業を完結できるため、HSPにも取り組みやすいでしょう。
ただし、Webデザイナーとして仕事をするには、デザインやHTML/CSSといった専門知識やスキルのほか、クライアントのニーズを把握するためのコミュニケーションスキルが必要です。
翻訳
英語など外国語の文章を日本語に訳す仕事です。
翻訳の仕事には、「産業翻訳」や「文芸翻訳」「映像翻訳」といった種類があります。
語学や海外文化に興味関心が強い人や、文章を書くのが好きな人には魅力的な仕事の一つです。
人と関わらない仕事のメリット
人と関わらない仕事をするメリットには、次の3つです。
人間関係のストレスを軽減できる
人と関わらない仕事をすることで、人との接触を減らせるため人間関係のストレスを軽減できます。
HSPの人は、他人のささいな言葉や言動を過剰に気にしてしまい、振り回されてしまうことが多いです。
それでも、人と関わらない仕事をすれば、仕事上での他者との関わりを最低限まで減らせるため、日常的なストレスを大きく減らせます。
スキルや能力を発揮しやすい
人と関わらない仕事なら、完全に自分のペースで仕事ができるため、スキルや能力を発揮しやすくなります。
HSP気質の人は、周囲に人がいるだけで集中できなかったり、ちょっとのことが刺激となってストレスになってしまったりと、環境や他者から受ける影響が大きいです。
それでも、在宅でできる人と関わらない仕事をすれば、一人だけのスペースで仕事ができるため、他人に影響されずに自分のもつスキルや能力を最大限に活かせます。
物づくりに情熱をかけられる
人と関わらない仕事にはクリエイティブなものが多いため、物づくりに情熱をかけられます。
人と関わらない仕事をしたい人には、「対人」よりも「対モノ」に興味関心が強く、物づくりが好きな人も多いのではないでしょうか。
物づくりが好きな人にとっては、人と関わらないだけでなく、自分の好きなことに情熱を傾けられるという意味で楽しみながらできる点もメリットになるでしょう。
人と関わらない仕事のデメリット
人と関わらない仕事をするデメリットとしては、次の2つがあります。
スキルや実績が必要
一人でできる仕事には、クリエイティブなものや専門知識・スキルが必要なものが多いです。
HSPは、自分の感性を活かせるクリエイティブな仕事に適性がありますが、フリーランスとして仕事する場合はある程度のスキルや実績がないと、いきなり仕事として大きく稼ぐのは難しいです。
「クラウドソーシングで単価の安めの仕事からはじめて実績を積み重ねていく」、「まずは正社員などで働きながらスキルを身につける」といった必要があります。
多少のコミュニケーションは必要
人と関わらない仕事をしても、多少のコミュニケーションは発生します。
たとえば、フリーランスでWebライターの仕事をすれば、作業は自分一人で完結できます。それでも、クライアントワークをする場合、受注や納品などの際にクライアントさんとのやり取りしなければいけません。
仕事内容について不明点があれば、納得して作業できるよう質問や問い合わせをしたり、必要に応じて単価や納期の相談などもする必要があります。できない仕事ややりたくない仕事を断ったり入金の催促をしたりと、個人で仕事をするからこそ言いにくいことを言わなくてはいけないこともあるため、そのあたりは割り切りが必要です。
人と関わらない仕事をしてみた感想
私は、個人事業主として開業し、主にWebライターやブログ運営といった、人と関わらない仕事収益化しています。
実際に人と関わらない仕事をしてみた感想を紹介します。
好きなことで収益化できる
人と関わらない仕事をすることで、通勤もなくなりストレスが軽減したのもよいことですが、好きなことで収益化できるようになったうれしさもあります。
Webライターは、もともと文章を書くのが好きで得意だったという理由ではじめたので、最初から仕事自体は違和感なくできましたし、継続するごとにスキルを高められる喜びもあります。
もちろん、これまで収入に波があったりうまくいかないこともたくさんありました。
それでも、人と関わることへのストレスが減った分、自分の望む働き方を継続するために自分で考えながら試行錯誤することに注力でき、波を乗り切るための耐性をつけられたので、やってみてよかったと思います。
本当にやりたいことに気づけた
在宅で人と関わらない仕事をするなかで自分と向き合う機会が増え、「自分が本当にやりたいこと」や「自分に合っている仕事の仕方が何か」がわかってきたことも、やってみてよかったと思ったことの1つです。
フリーランスは人とあまり関わらずにできる仕事です。ただ、フリーランスになればストレスがすべて消えるわけではなく、自分のなかでストレスに感じることも多かったです。
でも、仕事で感じるストレスを理解することで「どんな部分が自分にとって不満に感じるのか」「どんな方向性の仕事は合わないのか」が徐々にはっきりとしてきました。
よりシンプルに自分と向き合えるようになったことも、人と関わらない仕事をやってよかったと感じることの一つです。
人と関わらない仕事をする方法
人と関わらない仕事をしたいけど、何からはじめればよいかわからない人もいると思います。
まずは、次のような行動を起こしてみましょう。
自分に合った仕事を理解する
人と関わらない仕事にはさまざまなものがありますが、まずは自分がどのような仕事に適性があるのか、どのようなことに興味関心があるのかをまずは理解することが必要です。
たとえ「人と関わらない仕事がしたい」と思っていても、実際のところ「仕事内容が合わない」「自分にとって苦手な作業が多い」などの場合は、大きく稼いだり長く継続したりするのは難しいでしょう。
そのため、「自分はどんなことが得意なのか」「逆にどんなことをやりたくないのか」などを理解しておくことが大切です。
求人サイトで仕事を探す
フリーランスやクライアントワーク系の仕事がしたいときには、求人サイトから希望する仕事を探してみましょう。
「indeed」のような求人サイトなら、雇用形態を問わずさまざまな案件が掲載されているので、検索すれば簡単に希望に合う案件を探せます。
副業マッチングサイトを利用する
クラウドソーシングなどの副業マッチングサイトを活用するのも一つの方法です。
「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのクラウドソーシングサイトには、数多くのリモートワーク案件が掲載されています。
登録や利用は無料でできるので、まずは複数のサイトに登録してどのような案件があるかを検索してみるところからはじめてみるのがおすすめです。
これまでの経験などを洗い出してみる
ブログやハンドメイド作家など、仕事を受注するのではなくて、自分で商品などを生み出す形で収益化したい場合は、まず「どのような人にどのようなものを届けたいのか」を明確にする必要があります。
そのため、自分の興味関心があることやこれまでの経験や得意なこと、好きなことなどを洗い出してみることからはじめましょう。
すでに趣味で作品を作っている人も、コンセプトやターゲットを明確にして商品開発を行い、集客やサイト開設などを行うとよいでしょう。
まとめ
仕事でストレスを抱えやすいHSPは、人と関わらない仕事をすることで人間関係のストレスを軽減できます。
人と関わらない仕事は、ある程度のスキルや知識が必要なものが多いですが、物づくりやクリエイティブなことに興味がある人には楽しみながら取り組めます。
人と関わらない仕事につきたい場合は、まずは自分がどんな仕事をしたいのか適性や興味関心を探ったうえで、求人サイトやクラウドソーシングサイトで案件を探してみましょう。