HSP気質の人は、「勉強に集中できない」「続かない」と感じることが多いのではないでしょうか?
とはいえ、「勉強したい!」と思っていても集中力がなくて継続できなければ、せっかくのやる気が空回りに終わってしまいます。
そこで、今回はHSPが勉強に集中できない理由と、続かないときの対処法について解説します!
HSPが勉強に集中できない理由
HSP気質の人が勉強に集中できないのは、次のような理由が挙げられます。
同時にいろいろな思考が巡ってしまう
HSP気質の人は、外からの受け取る情報量が多いため、頭のなかでまざまな思考が巡っていて、勉強に集中できないことがあります。
勉強していても、
- 同時に違うことを考えてしまう
- 他のことが気になってしまう
- 心配事が頭から離れない
といった状態になってしまい、勉強に集中したくても集中できなくなってしまいます。
周囲のことが気になる
勉強している場所によっては、周囲の環境で起きていることが気になって勉強に集中できないこともあります。
HSPは音や視覚などの刺激に弱く、周囲で発する音や話し声などが気になって集中力を維持できないことが多いでしょう。
また、人が多い場所だと「背後から見られているかも…」と人の気配が気になって集中できないこともあるかもしれません。
私はコワーキングスペースやカラオケボックスで仕事をしたことがありますが、静かでも人の気配を感じると気が散ってしまい集中できませんでした…。
最近ではコワーキングスペースやカフェなどで勉強する人も多いですが、人によってはそうした場所での作業は難しいかもしれません。
小さなことを突き詰めたがる
HSP気質の人は、細かいことが気になってしまい、なかなか勉強が進まないこともあるでしょう。
いちいち「これってどうなんだろう…?」と小さなことが気になって、全体像を理解するのが難しいことがあります。
そうすると、「勉強してるのになかなか身に付かない」「自分は能力がないのかも…?」といったことが気になってしまい、余計に勉強が進まないこともあるでしょう。
勉強に集中するための対処法
HSPが勉強に集中するために、次のことを実践するのがおすすめです。
集中できない場所は避ける
勉強する場所を選び、「自分にとって集中するのが難しい」と感じる場所は避けましょう。
「音や視覚的な刺激が気になる」「人の気配があると集中できない」といった場合は、自宅や静かな個室など一人になれる場所で勉強するほうが捗るでしょう。
まずはいろいろな場所で試してみて、自分に合うやり方や場所を見つけるのがおすすめです。
段階的に勉強を進める
一度に進めるよりも、少しずつ段階的に勉強を進めるのも効果的です。
集中力を長時間維持するのが難しいなら、無理に一度に進めようとするよりも、
- たびたび休憩をとって違うことをして気分転換をする
- 細かい目標やプランを作って、その日にやるべき範囲だけ進める
- 行き詰まったら、続きは別の日にやる
などして、少しずつ勉強を進めるとよいでしょう。
少しずつ進めるほうが、余分なプレッシャーがかかりません。
また、途中でわからないところが出てきて進まないときには、日を変えるとすんなり理解できる場合もあるので、あえて間隔を置いてみるのも一つの方法です。
アウトプットする
学んだことは、積極的にアウトプットするのも効果的です。
アウトプットはしっかりと理解していないとできないことですよね。なので、あえてアウトプットしてみることで、
- 「理解していること」と「理解が曖昧なこと」が明確になる
- 自分の言葉で人に伝えることで、より自分のなかでの理解が深まる
- これまでの理解が自分のなかで定着する
などの効果が得られ、効率的に勉強を進められます。
楽しみながらできるやり方を見つける
自分が楽しみながらできる勉強法を見つけるのも効果的です。
- バックグラウンドミュージックをかける
- 好きな音楽を聴いて勉強する
- YouTubeや動画のような、わかりやすく学べるものを教材として活用する
- 勉強時間を記録して、努力や頑張りを可視化する
音楽を聴きながらだと集中できないと思うかもしれませんが、好きな音楽を聴いていると雑念を払えるので意外と集中できることもあります。
上記のほかにも、自分のモチベーションが上がること、楽しみながらできるやり方を選ぶことで勉強を続けやすくなるので、まずは自分なりのやり方を見つけてみるのがおすすめです。
まとめ
HSP気質の人は、刺激に弱く気が散りやすいため、勉強に集中しにくいです。
とはいえ、HSPは知識を身につけられないということはないため、やり方を工夫しながら勉強を継続するのがおすすめです。
場所を選ぶ、少しずつ進める、アウトプットしてみるなど、自分がやりやすい方法をみつけて、勉強を進めてみてください。